狩衣ってスポーツウェアなの?藤陰の現代風アレンジ衣装ができるまで

こんにちは。作り手のFujikageです。
私の創作の藤陰は、平安時代を背景に今の世の人にそっと寄り添い心を照らす世界観です。
平安時代なので、私も最初は、衣装に直衣(のうし)と指貫(さしぬき)を思い浮かべていましたが、現代風アレンジの狩衣(かりぎぬ)を正装としました。
藤陰のための創作衣装。そして、現代にも生きる藤陰にしたいなと。

平安時代は私の思い入れなのですが、羽織の着物の藤陰から始まりました。試行錯誤しながら、なるべく平安時代に近づけたい。神社の宮司さんの衣装があるでしょう。
あのスタイルをイメージして、狩衣の藤陰を創り上げていったのです。
そんなこんなで狩衣を見ていくと、袖は背中側だけ身頃に縫い付けられ、前から見ると肩のところで切れて見えます。デザイン的にあら素敵。袖口の紐もお洒落。そうした特徴を取り入れながら、藤陰の衣装を創りました。
やんごとなき衣装を創り上げましたが、狩衣はもともと狩など野外へ出る際に使われた衣装。今でいえば、スポーツウェアのようなものだったのですよ。驚きですよね。
狩衣は時代を経るにつれて、公家の平常着として広まり、後には武家の礼装としても用いられるようになったそうです。
軽やかな藤陰にしたいから、由来も相まって狩衣推しに。
LINEスタンプの第一帖SELECTでは、格式ばった衣装の藤陰をご覧いただける予定です。後々にはお部屋で過ごす着流しのような藤陰も登場させたいと思っていますので、お楽しみに。
平安時代の貴族文化と、鎌倉時代へ向かって武士の世へ移り変わっていく時代。そのきらびやかさの向こうに、もののけの気配も漂う世界に生きる藤陰。
「今日も佳き日に」と現代にも通じる平安をお届けします。

